ふさとのじ

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夫婦喧嘩を解決するには、正しさを諦めること。

夫婦喧嘩のきっかけも、

夫婦のすれ違いも、

そのほとんどは『正しいこと』をしたからだ。

その正しいことを諦めた時、夫婦喧嘩の解決が見えてくる。

 

当然だけど、

ほとんどの人は正しいことをして生きていこうと思う。

悪いことをせず、いいことをしたいと思うし、

悪ではなく、善を求める。

 

特に人間は社会的な動物だから、

社会性を大切にする。それは、多数派が正しいと思うことだ。

その多数派とは、『普通』というもので、『マナー』とか『常識』と呼ばれることもある。

 

その『正しさ』は社会や学校で学ぶが、多くは自分が生まれ育った家庭に由来する。

そう。正しさはそれぞれの家庭で、それぞれの正しさを獲得するのだ。

 

そこで、疑問が出る。

わたしの家庭の正しさと、

隣の家の正しさは

全く同じなのか?

ということだ。

 

前置きが長くなったが、本題に入る。

 

夫婦は、違う家庭でそだった他人であり、

その正しさは違っているのは当たり前なのである。

 

言い換えると、

わたしの常識は妻の非常識で、

わたしの正義は妻の悪かもしれないし、

わたしのマナーは妻にとっては邪魔くさいものかもしれない。

 

夫婦喧嘩をする時は、だいたい意見の食い違いでお互いの正しさを主張する。

そして、それは折り合うことは少ない。

自分の意見を曲げる必要もないと思っている。

なぜなら、自分は正しいから。

 

それを、お互いが思っている。

 

そりゃ夫婦喧嘩もエスカレートする。

 

そこで、夫婦喧嘩を解決するには、

正しさを諦めること。

 

それは、間違ったことをしろということではなく、

妻も正しい。

と認めることだ。

 

具合的になにをするかというと、

夫婦喧嘩をした時、

自分の言いたいことを1分間がまんして。

妻(夫)にこう言うのだ。

『うん。君は正しい。』と。

そこから、夫婦喧嘩は解決に向かうだろう。

 

そこで注意するのは、そのあとに、『けど、』『だけど、』『しかし』は言っていけない。

それは、結局相手の正しさを否定することになる。

 

夫婦喧嘩を解決するには、正しさを貫いてはいけない。

その正しさは、大切な人を傷つけるかもしれない。

そんな正しさはさっさと捨ててしまった方が、ハッピーだと思う。

 

そう、正しくない方がハッピーなことは、

意外に多い。

 

と思った夜。

夫婦喧嘩をしたあとに(笑)